津山市は、省エネ基準では5地域に該当します。
国の基準では
・UA値 0.87W/㎡K 以下
熱は高い方から低い方へ移動します。
移動には・対流・伝導・輻射 とありますが
実際にはこれらが複雑に混ざっての熱移動となります。
0.87W/㎡K とは
1㎡当たり K=外と屋内の温度差が1℃の時の熱移動が
0.87W以下 という意味になります。
W=熱移動量が少ない程 家の性能は良いという事になり
UA値は冬の暖かさの基準値となります。
数値が少ない程 暖かい(高性能)となります。
UAのUは、熱貫流率を表し、Aはアベレージ=平均なので
UA値=外皮平均熱貫流率です。
また
・ηAC値<3
5地域ではηAc値という基準値があります。
これは平均日射取得率です。
各部位から入る日射を合計し、外皮面積で割って求めます。
数値が少ない程、室内に入る日射が少ないことを表します。
ここ津山市は、5地域なので冬はとっても寒いです。
冬の家の性能を表す数値として
UA値<0.87W/㎡K
ともう一つ
Q値があります。
改正省エネ法以前では、このQ値が使われていました。
違いとして
UA値は、4つの逃げる熱(床・壁・窓・天井)に対し
Q値は、5つの逃げる熱(床・壁・窓・天井)+換気となります。
なので冬の寒さの検討にはQ値も外せません。
このQ値ですが
ここ津山市は盆地で、冬寒さがこもります。
なので一般では、Q値=1.9W/㎡Kを目指したりしますが
ここは頑張って、Q値=1.6W/㎡Kを目指したいものです。
ここでC値という単位があります。
これは気密性(どれだけ家に隙間があるか)を表します。
何も対処していない家では、5~6の数値ですが
がんばると1を下回る事も可能です。
では冬の暖かさQ値にどのくらい影響を及ぼすのか
実際の数値を検証してみます。
具体的には、Q値=1.6で、C値=4の場合と、
Q値=1.6で、C値が0.23の場合で比べてみます。
実際のQ値は=1.6+4/10=2 と
Q値=1.6+0.23/10=1.62になります。
100㎡(約33坪)の家で、室内はエアコンで20℃
外気温は5℃の場合で計算してみますと・・・・
①C値が4の場合→実質Q値は2→2x100x(20-5)=3000W
3000x8時間x3600秒=86.4MJ
86.4MJ/3.6MJ/Kwh=24Kwh 24Kwhx26円=624円
・・・・1日8時間で624円の光熱費になります。
②C値が0.23の場合→実質Q値は1.62
1.62x100x(20-5)=2430W
2430x8時間x3600秒=69.98MJ
69.98MJ/3.6MJ/Kwh=19Kwh
19Kwhx26円=1日で494円となります。
①と②を比較すると
624円-494円=130円/日
1ヶ月で3900円 ローン35年では409,500円の差
35歳で建てて50年住むと585,000円/生涯という差額になります。
・・・・・ご参考に!
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