家づくりの性能

1.なぜ、家中快適なのに、光熱費が安いのか?

1-1 断熱

断熱とは、簡単に言ってしまえば、布団のようなものです。
発熱して暖かくするものではなく、布団のように暖かさをとどめるためのもの
とお考えください。

家でいう断熱は、断熱材という素材を壁の内側に入れたり、外に覆ったりすることで、

外の熱や室内の熱を伝えにくくしています。

断熱の性能は、主に断熱材の素材と、その密度と厚みで決まります。

布団で例えると、綿なのか羽毛なのか、

そして、どのくらいの密度や厚みで入っているかによって、

熱の伝わり方が変わってきます。

断熱材に関しては、値段と性能から費用対効果を比較すると、
グラスウールやロックウールがお勧めです。

費用で言うと、セルロースファイバーは2.5倍くらい、
フェノールフォームは4倍くらい高くなります。

断熱材は、それぞれメリット、デメリットがあるので、
「これだ!」という答えはありません。

また、いくら良い断熱材を使っても、窓の性能が悪かったり、
現場の施工が悪かったりすると、性能がでません。

後藤住建では、津山市(5地域)という地域性を考え、
費用対効果からQ値=1.8W/㎡Kを標準仕様にしています。

お客さまからは、「ウソみたい暖かい」、

「一年中、Tシャツで過ごせる」という声をいただいています。

後藤住建は、最適な素材を、職人の技術で、最高の料理に仕上げる料理人のように、
素材を厳選し、施工に細心の注意を払い、断熱性の優れた家を建てています。

1-2 気密

気密性は、隙間相当面積(C値)という指標で表します。
家全体の隙間面積(㎠)を延床面積(㎡)で割ったものになります。

数値が低いほど隙間が少なく、気密性が高くなります。

例えば、延床面積1㎡あたりに1㎠の隙間があると
隙間相当面積が1になります。

では、40坪の家で、隙間相当面積が1という結果の場合、
どのくらいの隙間があるかというと、

40坪の家は132㎡ですから、132㎠の隙間があるということです。

132㎠というと、どのくらいの大きさでしょう?

ハガキ1枚が、10センチ×14.8センチですから、148㎠です。

ですから、だいたいハガキ1枚の大きさになります。

後藤受験の隙間相当面積0.7程度です。

40坪の家で、92㎠センチくらいの隙間しかありません。

気密性が高いと熱が逃げにくくなるので、
快適に過ごすことができます。

ただ、気密は、施工の丁寧さによって大きく変わってきます。

ご希望があれば、後藤住建では、設計上の数値がきちんと出ているか、
気密測定をしています。6万円程度かかりますが、やる価値はあります。

行わない場合でも、過去の測定経験をもとに、隙間ができにくい
設計、施工をいたしますので、ご安心ください。

1-3 空調

エアコンと24時間換気システムにより、一年中、快適な室内環境をつくります。

エアコンで暖房というと、以前は、石油ストーブやファンヒーターほど
効かないというイメージがありましたが、エアコンの性能が上がり、
家全体を数台で暖めることが可能になりました。

エアコンは水蒸気や排ガスを出さないため、空気が汚れにくく、
他の暖房機と比べるとエネルギー効率が良く省エネです。

毎月の光熱費や環境のことを考えると、エアコンのみの冷暖房をお勧めしています。

しかし、そこで問題になるのが、エアコン選びです。
エアコン選びは、家の大きさ、断熱性、気密性、換気システムによって変わります。

容量の大きなものにしておけば安心と、サイズの合わないエアコンを選んでしまうと、
過剰に寒くなってしまったりします。
そして、本来使用しなくてもよいムダな電気を使ってしまって、
電気代が割高になってしまうということも起こります。

後藤住建では、そうならないため、適切なエアコン選びを提案しています。

→ 後藤住建の家は、全棟エナジーZOO(温熱ソフト)にてエアコンの算定を行います

2.なぜ、地震に強く、長く安心して暮らせるのか?

2-1 耐震等級

耐震とは、大地震への備えと考えてください。
木造住宅を建てる際、気になるのが地震にどれだけ強いかです。

その判断基準となるのが、耐震等級です。

耐震等級とは、耐震性能を表すランクのことで、
「住宅の品質確保の促進に関する法律」に則った住宅性能で、
3つのランクに分けられています。

【耐震等級1】
・数百年に1度発生する地震でも倒壊しない。
・数十年に1度発生する地震対して損傷しない程度

【耐震等級2】
・等級1で想定される1.25倍の地震でも耐えられる

【耐震等級3】
・等級1で想定される1.5倍の地震が起きても耐えられる
※主に消防署や警察署など防災の拠点となっている建物が等級3です。

どの耐震等級をお選びになるかは自由です。
ただ、ぜひ考えてほしいのが、

耐震性能は、地震から命を守るためと考えるのではなく、
地震の後も安心して住み続けられるだけ頑丈か?

ということを考えて選んでください。

あの熊本地震では、震度7(地震最大震度)に2度見舞われました。
そして多くの住宅が倒壊した中で、
耐震等級3の住宅は1件も倒壊しませんでした。
地震後も住宅として普通に生活されています。

後藤住建では、耐震等級3相当の家を標準としています。

2-2 構造計算

住宅には、重力はもちろん、地震、台風の風圧、雪など
さまざまな力がかかってきます。

これらの力に対して安全に設計するための計算のことを構造計算と言います。

しかし、日本の住宅の約8割を占める木造住宅は、
ほとんど、この構造計算がされていません。

なぜなら、木造の2階建て住宅には構造計算をする義務がないからです。
(3階建て以上は必要)

大きな地震が起こる度に、木造住宅に被害が多いのは、
このことが原因の1つと言われています。

多くの木造住宅は、壁量計算と呼ばれる簡易的な計算方法で設計されています。
(壁量計算とは、必要な壁の量を求めるための計算方法)

では、「壁量計算」と「構造計算(許容応力度計算)」では、
どの程度、計算量が違うのか?

「壁量計算」は、A3用紙1枚で事足りるのに対し、
「構造計算」は、A4用紙で250枚程度の計算量が必要です。

費用も労力もかかります。

後藤住建は、お客様の安全のために、この構造計算を実施しています。

ぜひ、家づくりをする際、特に木造住宅を建てる際には、
住宅会社さんに、この「この家は構造計算をしていますか、
それとも、壁量計算ですか?」と確認してください。

2-3 長期優良住宅

長期優良住宅は、簡単に言うと、長く安心して住むことができると

国土交通省が認定した家のことです。

 

「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」という

法律に定められた基準をクリアした住宅のことです。

 

実際に、構造躯体は100年使用できて、大きな地震にも耐えることができて、

家族構成の変化による間取り変更もしやすいようなつくりになっています。

 

さまざまな保証や税金面での優遇があります。

 

後藤住建の標準仕様は、この長期優良住宅の基準をクリアしています。

 

新築時だけでなく、将来のメンテナンスまで考えた家づくりをしています。


3.なぜ、健康に優しいのか?

3-1 シックハウス症候群対策

住宅の建材などに含まれる化学物質が、室内の空気を汚染することによって、
アレルギーなど健康被害を引き起こすことをシックハウス症候群と言います。

シックハウス症候群の対策としては、大きく分けて2つあります。

1つは、有害物質を含む建材を使わないようにすること。
そしてもう一つが、室内の換気をきっちり行うこと。

後藤住建では、建築基準法で規制されている
有害物質の含有量が最も少ないグレードであるF☆☆☆☆対応建材、
そして、極力、自然素材を使用しています。
そして、24時間換気システムにより、シックハウス症候群対策を行っています。

3-2 ヒートショック対策

気温の急激な変化による血圧の上下が引き起す心臓や血管の疾患のことを
ヒートショックと言います。
暖かい部屋から、寒いトイレや浴室などへ移動した際に起こりやすいと言われています。

入浴中のヒートショック関連死は全国で約1万7千人とも言われています。
これは、年間の交通事故死が4500人ほどなので、約4倍にもなります。

後藤住建では、ヒートショックを防ぐために、
できる限り室内の温度差が生まれないように間取りや性能に工夫をしています。

3-3 木造住宅ならではの癒し効果

静岡大学農学部で行われた、
ねずみを鉄とコンクリートと
木の箱で飼育したときの生存率の比較
という実験結果があります。

20日後の生存率を比較すると、

木製 85%
金属製 41%
コンクリート 7%

という結果でした。

生存率の違いは、保温性が関係していると言われています。

また、最近では、学校の校舎も木造の良さが見直されています。
鉄筋コンクリートの校舎に比べ、
インフルエンザの学級閉鎖が少ないこともわかっています。

木の良さを住まいに活かし、
心身ともにやすらげる家づくりをお勧めしています。

4.なぜ、家計にやさしいのか?

4-1 ライフプラン

入学金や授業料などのお子様の教育費や車の買い替え、住宅ローンの支払いなど、
将来のライフイベントを洗い出して、
家計の収支をシミュレーションすることをライフプランと言います。

後藤住建では、ライフプランを作成し、
安心安全に住宅ローンが返していけるかのお手伝いをしています。

家を建てたあとの生活を考えて、家計の見直しもお手伝いしています。

4-2 保険の見直し

住宅ローンを組むときには、
団体信用生命保険という保険に入いらなければなりません。
団体信用生命保険は、住宅ローン専用の生命保険で、
住宅ローン契約者が死亡した場合、
保険金で残りの住宅ローンをすべて返済するというものです。
そのため、それまでに加入していた生命保険と
二重で加入してしまう可能性があります。
生命保険は毎月かかる固定の費用になるので、過剰になっていないか、
住宅ローンを組む際は、生命保険の見直しが必要です。

後藤住建では、保険の見直しのお手伝いも行っております。

4-3 安心価格

後藤住建が考える安心価格の家とは、ただ価格が安いだけの家ではありません。
安心価格とは、それぞれのご家族が人生設計を考え、ムリなく買うことができる家です。
家は、人生最大の買い物ですが、家を買うことが人生のゴールではありません。

家を建てた後も、子育てや車の買い替え、家族旅行など、多くのお金が必要です。

高額な家を建ててしまったばかりに、住宅ローンに追われ、
家族との楽しい思い出をつくることができない。
それでは、家を建てた本当の意味がなくなってしまうのではないか?

後藤住建は、将来を見据えた家づくりを第一に考えています。

もっと詳しく知りたい方は